君だけを愛している…



外には一頭の馬がいた…


「馬に乗って行く」

「二人乗りするの?」


「春奈、馬乗れないだろう…」


「そうだけど…」


ルイスが華麗に乗りあげた……


―カッコイイ…





「ボケッとせずに春奈も乗れ」


「うん…」



近くにあった台に乗り
馬の背にのぼろうとしたが上手く乗れない…


「ハァー…」


―グィッ


「わっ!!!」



「ほら、出発するぞ」


ルイスに手伝ってもらい なんとか乗れたけど……





「近くない?」


そう、ルイスと私は向き合うような形で乗っており周りからみれば抱きしめあっているように見えてしまっているのだ



私は顔が赤くなるのがわかりそれを悟られたくなくて文句を言った



「私は全然構わないが」


そう言ったルイスはマントのフードを深くかぶっていて表情はあまりわからないが …絶対笑ってる



私は悔しくて仕返しとばかりにルイスに抱きついた


「おわっっ!」


ルイスは突然の事で驚き 体制が崩れそうに
なったがすぐに戻った…


「お前なぁ」


「ルイスが悪いのよ」


「…フッ」


「っ!!鼻で笑わないでよ」



「あまり可愛い行動を
するな…襲いたくなる」


「なっ………
…………なにを………」


「冗談だ」


「~~~ッ」





私はルイスには勝てないと思い、黙っておいた









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