君だけを愛している…
ルージュの店から出て、今は市場のような場所に来ていた…
ルイスは相変わらず無愛想でさっきから何も話さないが、ちゃんと私の歩くスピードに合わしてくれていた
ちょっとした優しさが
凄く嬉しかった
そうして、私達は二人並んで市場を見ていた
色んな物が売り出されて いて、見る物全てが新鮮でとても楽しかった
売っている人も話し掛けてくれたり、オススメを 紹介してくれて
いい人ばかりだった…
「そんなに楽しいか?」
「…うん!!」
「………」
「ルイス、今日は街に連れて来てくれてありがとう…」
「―…あぁ…。」
ルイスは私から顔をそらして言っていて
急に冷たく言われた気がした……
―ズキッ
…またこの痛み――
何でだろう…
そう、モヤモヤしながら 歩いていると…
前の方で人だかりが
出来ていた
「―…なんだろう?」
不思議におもい、人だかりの所へ行ってみた…
前へ進んでいき、その場をみて私は驚いた…