軌跡



小学校三年生になったとき、
クラス委員の発表をした。


そのとき、友達の名前が言えない。


自分の名前は奇跡的に言えるものの
友達の名前がどうしても口から発声出来ないのだ。


パニックになったわたしは号泣した。


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