恋愛相談は校舎裏で
なんて少し失礼なことを考えていると、ドアが音をたてて開いた。


「ごめん、雪乃ちゃん。こんなのしかなかったー」


先輩はペットボトルのオレンジジュースを私の目の前に置いた。

そして自分は缶コーヒーを飲みながら私の横に座る。



「いえ…ありがとうございます」



…先輩、コーヒーなんて飲むんだ。

なんかコーラとかってイメージなのに…。


ついまじまじと見つめていると、先輩が不思議そうに私を見た。



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