恋愛相談は校舎裏で
「先輩。……夏輝先輩?」



もう一度声をかけてみる。


「………」



やっぱり反応なし。


「…嘘でしょ…」



先輩が寝ていると分かった途端、一気に体から力が抜けた。


…ただ寝ぼけてただけか…。



なんだか、あれだけのことで焦っていた自分がおかしく思えてくる。


胸のドキドキも、少しずつ落ち着いていくのを感じた。



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