恋愛相談は校舎裏で
「雪乃ちゃんがああ言ってるんやし、ちょっとおとなしくしとき」


「……でも俺、なんかしたっぽいし…」




夏輝先輩は俯きながら呟くと、ふっと顔を上げて、

安西先輩の目の前に立っている私を見た。


バッチリ目が合ってしまい、

同時に高鳴った胸がなんだか恥ずかしくて、

とっさに視線を逸らした。



「…ほらぁっ!!今、目逸らされたもん!」


「…っあ、いや…違っ……」


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