恋愛相談は校舎裏で
*第五章*

空っぽの日常

「……眠い…」



授業中にも関わらず、大きなあくびを堂々とする。


それと同時にチャイムが鳴り、授業が終わった。


授業を担当していた先生と入れ違いに、すぐに担任が入ってきてそのまま終礼。



相変わらずスピーディーな終礼で、どこのクラスよりも早く終わる。


これは、私にとって嬉しいこと。



下駄箱で靴を履き替えると、まだ少ない人の流れにそって校門へと向かう。




もう、あれから一週間が経った。



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