恋愛相談は校舎裏で
「みゃああ」


「ん?」



突然の可愛らしい鳴き声に視線を下に落とすと、


しずくちゃんがまるで“かまって”とでも言いたげに私を見ていた。


ちょんちょん、と小さな前足で私をつついている。



「…っ、可愛いーっ」



何コレ。本当に可愛すぎる。


私は自然と頬を緩ませると、しずくちゃんに顔を寄せる。

するとしずくちゃんも擦り寄ってきて、ペロッと私の唇を舐めた。





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