恋愛相談は校舎裏で
まだ熱と感触を持っている首筋。

赤くなった手首。



「なんで…っ…?」



“一番誤解してるのは

きっと雪乃ちゃん―――”



分からない。


分からないです、先輩…。



「…好き、です……」




分かることは、ただこの想いだけ―――。



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