恋愛相談は校舎裏で
さゆり先輩は、驚く宮崎先輩の腕に自分の腕を回すと、持ってきていた自分の鞄を持ち、
そのまま階段へと進んで行く。
「え…っ、ちょ…!さゆり…!?」
「明日香があたしを使って誤解を生んだことは分かってるんだからね!これくらい付き合いなさい!」
ズルズルと引きずられるようにして連れて行かれる宮崎先輩。
「ほな、俺も帰るわ。あの女と一緒なんは気にくわんけど…。
じゃ、また明日なー」
「は……えっ!?」
安西先輩も、自分の鞄を持つと、私に教室から持ってきてくれたらしい鞄を持たせて、階段へと行ってしまった。
呆然としながらその階段の方を見つめると、下の階の方から、
「私は方向逆なのよー!!」と叫ぶ宮崎先輩の声と、
「あたしを雪乃ちゃんの誤解につなげたんだから文句言わないのー!」と叫ぶさゆり先輩の声が聞こえた。
「………」
きっと安西先輩、二人の後ろで溜め息ついてるんだろうな……。
そのまま階段へと進んで行く。
「え…っ、ちょ…!さゆり…!?」
「明日香があたしを使って誤解を生んだことは分かってるんだからね!これくらい付き合いなさい!」
ズルズルと引きずられるようにして連れて行かれる宮崎先輩。
「ほな、俺も帰るわ。あの女と一緒なんは気にくわんけど…。
じゃ、また明日なー」
「は……えっ!?」
安西先輩も、自分の鞄を持つと、私に教室から持ってきてくれたらしい鞄を持たせて、階段へと行ってしまった。
呆然としながらその階段の方を見つめると、下の階の方から、
「私は方向逆なのよー!!」と叫ぶ宮崎先輩の声と、
「あたしを雪乃ちゃんの誤解につなげたんだから文句言わないのー!」と叫ぶさゆり先輩の声が聞こえた。
「………」
きっと安西先輩、二人の後ろで溜め息ついてるんだろうな……。