恋愛相談は校舎裏で

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「もうすぐ期末テストだねー」


「…そうです、ね……」



校門を出て、暗い帰り道を二人並んで歩く。


話すたびに息が白く染まって空へと消える。



夏輝先輩は私の歩く速度にあわせて歩いてくれて、


その大きな左手で、私の右手をしっかりと握っていた。



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