恋愛相談は校舎裏で
「頑張ってね!また今度、話聞かせてね?

ほらっ、早く行かなきゃ!」


「え……わっ!」



さゆり先輩はそう言うと、私の背中を軽く押した。


少しよろめきながら、驚いて先輩を見ると、

二人揃って、「早く行け」というジェスチャーをしている。



…えっと、引き止めたのは先輩方です…。



なんて思いながらも、応援してくれた先輩達に感謝しながら、

私は急いで、再び階段を駆け下りた。




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