恋愛相談は校舎裏で
1階まで降りると、下駄箱まで廊下を走って行く。


そして自分の靴を取り出し、履き替えていると、「ねぇ」と、

聞きなれた声で再び呼び止められた。



「…宮崎先輩」



「…これから行くのよね」




顔を上げると、壁に寄りかかりながら私を見る宮崎先輩がいて、


先輩は壁に寄りかかっていた体を起こすと、私の目の前まで来た。



< 335 / 437 >

この作品をシェア

pagetop