恋愛相談は校舎裏で
「…ほ…、本当…に…?」


「本当。こんなときに嘘なんてつかないよ」




嬉しさやら驚きやらで、声が震える。


胸の鼓動は、緊張から、優しいものへと変わって、心地よく体に振動を伝える。



…どうしよう。

なんか…すごく、泣きそうな感じが……。



っていうか、もうすでに目に涙が溜まっている状態。



冷たい風なんか感じないくらいに、体が温かい。




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