恋愛相談は校舎裏で
赤くなる顔を伏せながら先輩を押し返すと、

夏輝先輩はしゅん…と寂しそうな顔で私を見た。



「…雪乃ちゃん、俺のこと、イヤ…?」


「やっ、違…っ、そうじゃなくて…!」




私は慌てて首を横に振りながら否定をする。


すると先輩は一気にぱぁっと表情が明るくなった。



「雪乃ちゃん、顔赤い。やっぱ、かわいーっ」


「………」



…あぁ…恥ずかしすぎる……。



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