恋愛相談は校舎裏で
そっと先輩の耳元で囁いてみる。


うっすらと意識はあるはずだから多分聞こえてる…だろう。


その証拠に


「…それはヤだ!!」


…先輩が勢いよく起き上がった。



……危ない。


もうちょっとで頭がぶつかるところだった…。



ギリギリのところで先輩の頭を避ける。


先輩はベンチに座り直すと、じーっと私を見つめた。



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