大好きだよ。
 
 
「誘ってみたら?」
 
亜未が突然言った。
 
 
「え?」
 
「どっか2人で
遊び行きなよ」
 
 
そおだ。
 
私もっと
周ちゃんのこと知りたい。
 
周ちゃんと一緒にいたい。
 
また2人で
並んで歩きたいんだ。
 
 
 
「今・・・メールしてみる」
 
男の子を自分から誘ったことなんてなくて
今じゃないと勇気出ないかもしれないから。
 
 
亜未はきっと
そんな私の気持ちをわかってくれて
 
優しく笑ってくれた。
 
 
 
[周ちゃん
今度の日曜日って
開いてる?]
 
 
散々ドキドキして
送信!
 
 
すぐに携帯が鳴った。
 
 
[開いてるよ]
 
短いメール。
だけど・・・良かった。
 
 
[あのね
どっか遊びに行かない?]
 
[いいな♪
行こっか]
 
 
・・・良かったあ。
 
 
[行きたいところとか
ある??]
 
[今日コンビニ行くから
その時話そ]
 
 
今日来てくれるんだ。
 
・・・会えるんだ。
 
 
[わかった♪]
 
 
 
ふと亜未の方を見ると
笑ってくれたから
私も笑った。
 
 
 
この頃の私は
自分のことしか考えてなくて。
 
ただ
周ちゃんが私をどお思ってるのかなとか
そんなことばっかり考えてた。
 
 
周ちゃんがどんなにつらい思いをしていたのか
 
全然知らなかったんだ。
< 38 / 126 >

この作品をシェア

pagetop