大好きだよ。
春に初めて会ってから
今までからは考えられないくらい
尚哉は亜未ちゃんのことしか見えていない。
あれから何度かは
ふたりで会ったみたいだ。
「・・・なんかさあ
仲良くなってる気はするんだよ。
でもそれは・・・
男と女じゃない・・・気がするんだよなあ・・・」
尚哉がすっげまじ顔で
「ははっ」
あまりにも似合わないこと言うから
笑ってしまった。
「笑うなよお。
こっちは真剣に
悩んでるのにさあ」
「ごめんごめん
なんかさあ・・・」
俺は、尚哉らしくない尚哉が
なぜか"本物"の尚哉だって気がするよ。
「お前
まじで好きなんだな、亜未ちゃんのこと」