蝶狼×銀龍
慧side

屋上にきたら俺が1番嫌いな女がいた




っくそ…早く出てけよ!

って思いながらあいつ玖蘭流那を睨んでた



それに気付いた玖蘭は溜め息をつきながら

「言いたいことあるならいえば?」だと…


お望み通り言ってやったら腹立つことを言い返してきやがったからキレて殴ろうとした



でもあいつは俺の拳を受け止めて回し蹴りで俺を吹っ飛ばした




………ありえねぇ
って思いながら玖蘭の顔を見たらあいつフェンスから飛び降りやがった



『大丈夫なのかよ、あいつなにもんだ?』



それに…あいつの瞳には光がほとんどねぇ…

息をするのを忘れる位に整った顔ほっせぇ体に今にも消えちまいそうな儚さ…でもそれでいて圧倒的なオーラをもつあいつ…



ほんと意味わかんねぇ


女にまた会いてぇなんて始めての感情だ…



でも会いてぇな





慧sideEnd
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