蝶狼×銀龍



『辛かったでしょう?苦しかったでしょう?話す度に皆離れてく孤独感は…』

コクンと慧が頷く


『でも母親に会って話せたらあなたは今よりもっと強くなれる。人を大事にできる』


カタカタと震えて声を我慢して泣いている慧


『慧…我慢しないで泣きたいなら泣きなさい。みっともなくてもいい。好きなだけ泣きなさい。あたしはここにいるから』



とあたしが言ったのを合図にあたしの背中に手を回して抱きしめながら声を上げて慧は泣いた







その間あたしはずっと慧の頭を撫でていた








流那SideEnd
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