蝶狼×銀龍
慧Side



流那に事実を言われて腹がたった


でも本当に母親は泣いていたから途中から何も言い返すことが出来なかった





でも母親に会いに行くのはまだ怖いんだ





でも…

「一人じゃダメならあたしが一緒に行ってあげるから、あたしはあなたの側にいるから」




この言葉を聞いて
…いや流那の話しを聞いてこいつなら信じられる…そう思った







かっこわりぃけど俺は震えてた




そんな俺を流那は優しく、でも強く抱きしめてきた



最初は俺も一瞬恐怖がよぎって反応してしまったけどそんな恐怖もすぐになくなって流那の肩に頭を預けて声を殺して泣いた





そして流那は俺の今までの辛さを苦しさを…寂しさを全てわかってくれて


態度でそして言葉で俺を安心させてくれて俺は流那の華奢な体に手を回して思いっきり泣いた





今までの寂しさを埋めるように







流那俺はお前を信じるよ


お前の過去に何があったとしても変わらず受け入れる



仲間になってくれてありがとう






俺は流那が好きだ





慧SideEnd
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