蝶狼×銀龍
外に出ると既に銀は黒に銀色のラインが入った綺麗にメンテナンスされたかっこいいバイクにもたれかかって煙草を吸っていた
『ごめんね、遅くなって』
「別にいい・・乗れ」
とメットを渡してきた
あたしはメットをかぶったのはいいものの
乗れない・・でかくて乗れないわよ。。
なかなか乗らないあたしを
不思議に思ったのか銀の
「どうした?」
とさっきとは全然違う声色に何故か
またドキッと胸がなった
もういきなり優しくなるし
これなんなのよ…
トリップしていたらフワッと体が浮いてバイクにまたがされ銀も乗ってバイクは走り出した
「…ここに住んでるのか?」
驚くわよね…
高校生のあたしがこんな高級住宅街のしかも1番でかいマンションに住んでるんだもの
まぁ家が家だから仕方ないわよね
コクンと頷いた
「何階だ?」
『…1番上』
「そうか」
とたわいもない話しをしていたら急に真剣な顔で
「慧のことありがとう」
と頭を下げられた
『別に何もしてないから、頭あげて』
そういうと銀が頭をあげた