みつめていたい【短編】
3.私の気持ち
二学期の期末試験が来週に迫っていた。
放課後、勉強会と称してマックで黙々とノートを写し合ってると、あっちゃんがぽつりとつぶやいた。
「嫌われてはないよね」
「うん。ウザかったら電車の時間ずらすとか、車両変えたりする」
スズが便乗してノートを写す手を止めた。
「その話はいいから勉強しようよ……」
二人は私の言葉を黙殺し、構わず話を続けた。
「もう二ヶ月くらい経つよね?そろそろ何か進展してもよくない?」
「メアドくらい聞いてみるのはどう?」
「……現状で十分満足してますから」
二人の矢継ぎ早の攻撃に、私がもぞもぞと答えると、スズが眉間に皺を寄せた。
放課後、勉強会と称してマックで黙々とノートを写し合ってると、あっちゃんがぽつりとつぶやいた。
「嫌われてはないよね」
「うん。ウザかったら電車の時間ずらすとか、車両変えたりする」
スズが便乗してノートを写す手を止めた。
「その話はいいから勉強しようよ……」
二人は私の言葉を黙殺し、構わず話を続けた。
「もう二ヶ月くらい経つよね?そろそろ何か進展してもよくない?」
「メアドくらい聞いてみるのはどう?」
「……現状で十分満足してますから」
二人の矢継ぎ早の攻撃に、私がもぞもぞと答えると、スズが眉間に皺を寄せた。