☆迷惑ヒーロー☆
「噂をすれば…だね。あたし邪魔になるだろうから、あっち行っとくわ」
「ちょ、真希ちゃんっ!!」
“イチャつくんじゃないわよ”と私に背を向け他の友達のところにいった。
私がこいつを苦手なこと知ってるくせに…
「流雨ちゃん。僕のレポート、使っていいよ」
「い、いいよ。悪いし。それに学年違うからやってる内容も違うでしょ??」
作り笑いで大丈夫だよアピールをする
「流雨ちゃん、知らないの?このレポートの課題は全学年おんなじなんだよ。」
「だから、ね。使って??」
うー。上目遣いなんてズルい。
それに、こんなに目をうるうるさせて…
「あ、ありがとう。あとから返しに行くね」
そんなんされると
断れないじゃないか…
....完敗よ