もう一度だけでいい。


「なっちゃん、俺茜がいいと思いま~す」

「ふざけんな、楓矢」

私はバッと楓矢のほうを見て冷たく言った。

少しビビッていた楓矢だが、引かずにつづけた。

「俺が副委員長するからさ」

そういった瞬間女子が私が私がと手を挙げだした。

ほんとに人気あんだな楓矢って…。


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