桜吹雪*゚。新撰組乱。*゚【壱】





「……ん…?」



私は静かに目を覚ました。

辺りはもう真っ暗で何故かわからないけど体がカタカタ震えている


「っ…なんだよ…」



肩をぎゅうと抱き締める
だけど謎の震えは収まらない。

きっと夢と、魅景のせいだろう



何故父さんが魅景に私の話をしたのか
何故魅景は父さんを知っているのか
何故私は…私は…生きているのか




わからないんだ。







「はっ…わからないよ…母さん」




母さんは死に際に謝ってきた






『今までごめんね…舞桜』







って。
何がごめんなのかずっと、

この1ヶ月ずっと考えてきた




だけどわからないんだ。











< 88 / 223 >

この作品をシェア

pagetop