幼なじみの俺様疑惑


そうやっていろいろ考えながら歩いていると
奏と出くわした。

「ごっごめん、俺のせいで…」
謝ってくる奏に私は
「あれ、奏が書いたの?」
と聞き返した。

「違う…そうじゃなくって、俺が泊まったりしたから
だめだったんだろ?」

そんな風にいつもの俺様で余裕たっぷりな
聞き方じゃない奏がかわいくみえたりして…

そんなことを思いながらも
犯人がわからないからって友達を疑ったりしかできない
自分にいらいらしてた

家に帰っても
考え事ばかりであまりねむれなかった。
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