幼なじみの俺様疑惑
目が覚めると、家のベッドにいた。
よく見ると奏が寄り添ってくれていたみたいだ。
それにしてもまだ少し頭が痛い。
「奏、起きて」
「美里!!大丈夫か?傷になってないか?」
たくさん心配してくれる奏の言葉がうれしくて、安心して
泣いてしまった。
「どうした?どこかいたいか?」
さらに、心配そうにかけよる。
「ううん、違うよ…奏が心配してくれてるのが
うれしいの、安心したの…」
「そっか…ごめんな?助けにいけなくて。」
「えぇ?!何で知ってるの?」
「窓の外にいたのを見たんだ…すぐ行ったんだけど
いたのは倒れてる美里だけだった。」
すぐに来てくれたんだ。
そう思うと、さっきのことも忘れるほど
こころが暖かくなる。