スパイシーな彼～あなたとの甘く優しい瞬間

愛しい人の声

片付けも終わり、世利が起きてきた。


泣きながら起きてきた世利を見て、3人が同時に驚きの声をあげた。


つかまり立ちしかしなかった世利が、自分の足で立って、一歩、また一歩と、転びそうになりながら歩いてくる…


思わず世利を抱きしめた。


「世利！歩いたよ～ママ見たよ～すごいね」


最近感じたことのない、感動だった…娘世利の成長は、どんなことにも変えられない。


時間がたつと、どんどん上手に足を出していく。


嬉しくて、世利の笑顔が可愛いくて、幸せな瞬間を感じていた。


「晴香～ママ達買い物行ってくるけど、世利一緒に連れていくから、少し休みなさい。今日、明日はゆっくり過ごしてていいから」


「わかった～ありがとう」