‡一夏の思い出‡
「よっしゃぁぁぁぁぁっっ!!!!おわったぁぁぁ」
「お疲れ様、よく頑張ったね」
ま、最終日に漸く…だけどね
とクスクス笑いながら瑠依が言葉を紡ぐ
夏休みが始まった頃から約一ヶ月続いた
この時間も、今日で終わり
今日は、夏休み最終日だ
この一ヶ月間で変わったことがある
それは、瑠依が紫杏に対して敬語を使わなくなったこと
これは、紫杏が同い年なのに敬語はおかしいと
無理矢理直させたものだ
それと、宿題の科目
最初は数学だけのはずだったのだが
英語の訳し方
国語の問題集がわからないと
数学の問題集を解き終わった後に紫杏が持ってきたので
だったら…と瑠依がそれも教えることになった