エリート医師の溺愛処方箋
お酒と美男と…、隠された事実
――――「くっそぉ~~……、
あンの男~~!絶対…許さない……っ」
……深夜のバーで一人寂しく酒を煽る。
グラスをドンッとテーブルに置くと中のお酒がチャポッと少し零れた。
酔いが回るにつれてどんどん怒りが込み上げてくる。
……本当に、好きだった。
精一杯、私なりに愛してきたのに。
彼もそんな一途な私を世界中で誰よりも愛している、と言ってくれていた。
そんな事を思いながら再びグラスを口に付けた。
< 1 / 208 >