エリート医師の溺愛処方箋
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「ま、待って、待って…。
千尋…っ、シャワーを…」
ホテルの部屋に入るなり、彼女を抱き締めて強引に唇を奪う。
優雅にシャワーなんて浴びていられないよ。
君が……いけないんだ。
俺を…こんな気持ちにして。
どうしてそんな風に俺の中に入り込んで来るんだ。
頭がおかしくなりそうな程に、彼女を求める。
「…瑠花…、瑠花…っ」
「やっ…、ど、どうしたの…」
どうした、だって?
俺が聞きたいよ。
自分がこんな風になるなんて、信じられない。