エリート医師の溺愛処方箋
瑠花の身体中に口づけながら、今触れているのは俺なのに、俺だけなのに、と分かっているのに……嫉妬に縛られる。
「瑠花…、もう二度と…、俺以外のヤツに……抱かれないで」
こんな事を女に頼むなんて。
プライドも、見栄も、あったもんじゃない。
瑠花の前では…俺は…ただの、恋に焦がれた男になる。
「瑠花、何故なのか…分からない。
君を…ただ、愛してる…」
「ち……ひろ……、」
彼女の口から零れる吐息が俺の胸を締め付けて、切なさを駆り立てる。