エリート医師の溺愛処方箋

「う…ん、…」

俺が彼女の方に目を向けたままボンヤリしていると、瑠花が微かに声を出した。

「……」

そのまま黙って様子を見続ける。

しばらくするとその瞳が静かに開いた…。


「……?」

彼女はジッと天井を動かずに見つめている。

どうやら自分の置かれている状況が理解出来ていないようだ。


すると突然、ガバッ!!と勢いよく身体を起こした。

「きゃああああっ!!」

「!!!?」





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