エリート医師の溺愛処方箋
「何…言ってるの。
当たり前でしょ……。
離してなんて…あげないから」
頬を赤く染めてプイッとそっぽを向く彼女がとても可愛くて俺はフッと笑った。
「あ!今、笑ったでしょ!」
クスクス笑いが止まらないまま彼女の髪を撫でる。
「笑ってないよ」
「絶対、バカにしてる。
何よ、千尋なんて嫌い」
「俺は…瑠花が好きだよ。
自分でも…怖いくらいに」
「え」
パッとこちらを向いた彼女に優しくキスをする。