エリート医師の溺愛処方箋

「え…、そうなんですか?
前に診ていただいた病院ではそのようには…。
でも、言われてみれば寝ている時に時々動悸がしていたような…」

「大丈夫ですよ。お薬で十分治まりますから。
だけど、忘れずに飲ませてあげて下さいね」

そう言ってキラリと惜しみ無く笑顔をみせる彼に親子はウットリと見惚れている。

…無意識なの?サービスしすぎよ。

私は隣でその様子を見ながらムカムカと微かな嫉妬に見舞われていた。




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