エリート医師の溺愛処方箋

すると千尋は困ったように笑いながら言った。

「わかりました。僕でよろしければ。

僕は小児科に常駐していませんから、いらっしゃる前日までにお電話で予約していただかないといけませんが、よろしいですか?」

「「はい!!」」

親子は声を揃えて嬉しそうに返事をした。



―――「ちょっと…過剰サービスではないですか。
夏目ドクター」


親子が退室してから、書類を記入している彼の背中に向かって声をかけた。



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