エリート医師の溺愛処方箋
「……ん?」
彼がゆっくり振り返って私を見る。
「ここは病院なのよ。
ホストクラブじゃないんだから。
医者を指名するなんておかしいわよ」
そう言って私が口を尖らせると彼はクスッと、いつもの様に笑った。
「ふふっ。
また妬いてる。
別にいいじゃない。子供は好きだし」
「や、妬いてる訳じゃないわ。
おかしいって言ってるの」
「はいはい。君も一緒に来たらいいよ。
ま、俺にロリコンの気はないから心配は要らないけどね」