エリート医師の溺愛処方箋
すると突然、千尋の顔から笑顔が消えた。
「俺が誰にでもすぐに熱を上げると、瑠花はそう思ってるんだ?」
…え。ち、違っ…。
「……瑠花は特別。
君以外の女に興味は無い」
「え…」
「……瑠花だけ。
いつも言ってるだろ。
君だけが……好きだから」
や…。な、なんてストレートな…。
アメリカ仕込みの彼の愛情表現はいつも私を狼狽えさせる。
「ねぇ、瑠花。
俺は医者だよ?付き添いの母親にいちいち嫉妬されたら医者を続けられない。
女性患者の裸だって毎日見てるんだから」