エリート医師の溺愛処方箋
「………」
…そうよね。…彼の言う通り…。
いちいち嫉妬されたら…面倒だよね。
私が落ち込んで黙り込むと、彼はスッと立ち上がり私に近付いて来た。
そのまま屈んで目線を合わせてくる。
「…瑠花、顔を上げて」
優しく話しかけてくれる千尋の顔を見る。
「女性患者の裸を見ても俺は何も感じないよ」
ふわりと笑顔を浮かべて彼は言った。
「だけど、瑠花の裸を見たら普通じゃいられなくなる。
……どういう事か…分かるだろ」