エリート医師の溺愛処方箋
「……ごめんなさい」
私、こんな風に千尋を困らせて…。
自分が嫌になる。
今更、彼に「自分は医者だ」と言わせるなんて。
「だからね、今も…普通じゃないんだ」
「…え?」
「こんな風に…瑠花の唇が目の前にあると…、
触れたく……なる…」
そう言ってから唇が優しく重なってくる。
私も…、私も普通じゃないよ。
いつだって……、どんな時でも
千尋が、欲しいから。
あなたも…そうなの?