エリート医師の溺愛処方箋
彼を叩く真似をして笑い合う。
……いつまでもこうしていたい。
彼に良く似た可愛い赤ちゃんを産んで、千尋と育ててみたい。
「じゃあ、食堂に寄ろう」
「わぁい。私、ハンバーグ定食」
「高いもん欲しがるなよ。
俺は奢るなんて一言も言ってないよ」
「えー、ケチ。医者でしょ。貧乏なフリしないでよ」
「奢ってほしかったら、うどんか蕎麦にしろよ」
「嫌だ。千尋の奢りのハンバーグ定食!」
「しょうがないなあ。行こう」
「やったね!」
これからも、ずっと千尋と一緒にいたい。