エリート医師の溺愛処方箋
「もう!何なのよ!信じられない!
師長がいるのに」
俺の腕の中でギャーギャー喚く彼女が、
……愛しくて堪らない…。
そっと彼女の顔を見る。
「ねぇ、聞いてる?
恥ずかしいじゃないの」
……うるさいなぁ。
俺がこんなに愛しく思っているのに。
君は怒ってばかり。
「千尋ったら!」
構わずにもう一度首筋に口付ける。
「…きゃ!!……もう、やめてってば」
……ねぇ、聞こえてる?
君のママはいつもパパを怒ってるんだよ。
君はそんなパパの味方になってくれよな。