エリート医師の溺愛処方箋
「…そうじゃない。、そうじゃないけど…。
私には、無理かな、と思ったの」
「無理?何が」
「あなたの奥さんとしてあなたを支える力なんてない。
院長夫人なんて出来ないわ」
「院長夫人…?ぷっ…。
あははっ」
「何が可笑しいのよ。
だって、無理だもん」
「君は…院長夫人になりたいの?
それとも俺のお嫁さんになりたいの?」
「……え」
「院長夫人をしてほしくて結婚する訳じゃない。
瑠花に側にいてほしくて…、瑠花を俺のものにしたくて、結婚するんだよ」