エリート医師の溺愛処方箋
そのまま私達はベッドの中でお互いの気持ちを再び確認し合う。
もう、会話なんかは必要ない。
ここにあるのは出会った瞬間からずっと、絶え間なく吹き荒れている恋の嵐。
「千尋…、好きなの…、私、
……おかしくなりそう……」
吐息まじりに必死で彼に胸に高鳴る愛を告げる。
「俺も…とっくの昔から…
おかしくなってる。
瑠花を……誰にも、渡さない。
俺の……ものだから…」
沸き起こって…、包んで…、激しく揺らめいて。
二人の思いは同じ方向へ向かって流れ出す。