エリート医師の溺愛処方箋
――――
「いやあ!!でかした!!千尋!
満塁ホームランじゃないか!!」
「変な言い方するな」
「ワハハハハ!」
………。
この…豪快に笑っているおじさんは
………院長先生。
要は、千尋のお父さん。
昨夜、彼に言われて今の今まで緊張で食事も出来なかった。
『明日俺の家に来る?』
『…え…っ…』
何でそんな軽いノリなのよ!?、と彼を恨めしく思っていたけれど……。
その理由がようやく分かった。