エリート医師の溺愛処方箋
今日は私の誕生日。
彼の部屋で二人だけの幸せなバースデーを過ごす予定だった。
『仕事が終わったら、すぐに来て。
瑠花の好きなものを一緒に作ってお祝いしよう。
今日は大好きな君が生まれた大切な日だから…』
「和志くん…!
ありがとう……!すぐに行くわ。
楽しみにしてるから」
昼休みに掛かってきた彼からの電話に思わず涙ぐんで答えた私。
幸せだった。
何だか嘘みたいで…。怖いくらいに。
幸せすぎて、本当にこんな事ってあるのかしら、って思った。