エリート医師の溺愛処方箋


「何もなかった事になんか、出来ない…。

私…、千尋を好きになってる…」

私がそっと告げると千尋は優しく微笑んだ。

「……なかった事にする、と瑠花が答えたら…、
………力ずくで…君を奪うつもりだった。
引き返せない……ところまで」

「え…」

「愛の告白で名前を呼んでくれて良かった。

医局長なんて言われたら、……医者をやめたくなってたよ」





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