エリート医師の溺愛処方箋
やはり、思った通りの子だった。
キョロリとした愛らしい瞳に、笑うと頬に浮かぶ小さなえくぼ。
ストレートな物言いに、華奢で折れそうな身体。
……想像以上に魅力的な女性だった。
しかも、医局とは無関係の場所で出会うなんて、仕組まれた様なシチュエーション。
……瑠花は俺を好きになった、と言ったが…、果たして酔いが醒めても同じ気持ちでいるだろうか。
俺はもしかしたら、恋人に裏切られた心の傷を癒すだけの存在かも知れない。