エリート医師の溺愛処方箋
「……!!」
俺は胸にくすぶっていた躊躇いを全て振り払う様に、立ち上がった瑠花を衝動的に押し倒した。
「きゃ!!」
酔いに支配された彼女の細い身体は呆気なくソファーにひっくり返った。
その潤んだ瞳が大きく見開かれて俺の目前で揺れている。
「……言いたい事は、それだけ?
……もう医者と恋愛しない、って言った事は…、
今も変わらないの?」
彼女に跨がりその顔を見下ろしながら静かに訊ねる。